中⼩機構東北本部と東北⼤学は連携協定のもと、中⼩企業・⼩規模事業者の新事業展開及び経営基盤強化並びに地域経済活性化を⽀援いたします。
このため、中小機構東北本部では東北⼤学の各研究センター及び研究室等の情報をジェグテックに掲載し、国内中小企業等と東北大学との産学連携によるオープンイノベーションを促進してまいります。
①東北大学情報知能システム研究センター(IIS研究センタ-)
本センターは、2010年2月、工学研究科に、仙台市の企業支援・誘致施策、東北大学の地域連携推進として開設されました。
仙台市が運営費用を負担し、企業出身の特任教授・スタッフを雇用しています。
電気情報系の約80の研究室が参画しており、大学の最先端技術を活用し、産学官連携を推進して社会に貢献します。
②東北大学マイクロシステム融合研究開発センター(μSIC)試作コインランドリ
本センターは、ナノテクノロジープラットフォーム(微細加工)の実施機関として、国内最大の共用研究設備である「東北大学試作コインランドリ」を西澤潤一記念研究センター内に構築しています。
時間単位で利用可能な100台以上の共用設備があり、センサ、マイクロアクチュエータなどのMEMSデバイスを中心に製品化に活用されてきました。大企業はじめスタートアップ企業、中小企業などの利用も多くなっており、量産にも活用されております。
保有する設備・技術は、洗浄、フォト・EBリソグラフィ、成膜、エッチング、接合、研磨、測定評価などMEMS製作の一連のプロセスに関わる装置・技術となっております。
③東北大学テクニカルサポートセンター(TSC)
本センターでは、東北大学が保有する研究設備や機器を登録、共用化し学内外に開放提供いたします。
当センターに登録共用化されている研究設備・機器は数百台あり、汎用性の高いあるいは特殊性の高い共用設備を揃えております。
これらの設備は利用目的に合わせて検索し、設備のみ自ら利用することが可能であり、また利用者の希望により専門的知識、ノウハウを有する教職員の技術指導・支援や一部設備では委託利用も可能となっております。
ここにしかない卒塾後の事業化支援まで見据えた人材育成・新事業創出プログラム、地域イノベーションプロデューサー塾(RIPS)
地域イノベーションプロデューサー塾(RIPS)の大きな特長、それは革新的なプロデューサーを育成するとともに、高い市場創造力を持つ新事業のプランづくりを同時に行うことです。卒塾後3年以内の立ち上げを目指して事業化サポートまでを行うという、まさに"東北発イノベーションの産室”なのです。東北から世界へと飛躍しましょう、RIPSとともに!
⑤東北大学産学連携先端材料研究開発センター(MaSC)
本センターは、経済産業省の施設整備費補助金を活用し、東北大学の金属材料研究所、多元物質科学研究所、流体科学研究所、および大学本部が連携整備し、その後、電気通信研究所が運営に参画した産学官の連携拠点です。これらの附置研究所が(1)社会基盤分野(2)エレクトロニクス分野(3)エネルギー分野において、先進的な新機能材料開発を産学官による研究開発体制を構築し、推し進めてゆく役割を担っています。
⑥東北大学大学院環境科学研究科
本研究科では、地球温暖化・自然共生・エネルギー・資源循環といった、環境に深く関わる世界最先端の研究が進められています。エネルギー分野は、再生可能エネルギーに関わる研究を中心に、新たなエネルギー自立社会の技術と社会の確立を目指しています。資源分野については、自然と人間との共生を目指した先進的研究を行っております。資源学、化学、材料学、社会経済学など幅広い研究分野と連携し、循環型社会の構築に最も効果的な技術原理の開発、社会システムの提案を目指しています。