①案件の概要
・背景
三菱重工業株式会社(以下、当社)では、脱炭素社会の実現に向けて各種技術開発に取り組んでいます。 発電分野においては、これまでガスタービンの高効率化により二酸化炭素(CO2)の排出削減を実現してきましたが、更なるCO2排出削減に向けて、CO2回収(CCUS)と組み合わせたカーボンリサイクルの導入の他に、燃焼時にCO2を排出しない水素を燃料としたガスタービンの開発を進めております。既に大型ガスタービンで天然ガスに水素を30vol%混ぜて使用できるガスタービン燃焼器の開発は完了し※)、現在は水素100%専焼燃焼器の開発を行っています。
※)当社の水素30%混燃ガスタービン燃焼器の詳細に付きましては以下のサイト等をご確認下さい。
(1)https://www.mhi.com/jp/news/23113001.html
(2)https://power.mhi.com/jp/special/hydrogen/article_1
・要望内容
水素専焼燃焼器の課題として、水素は天然ガスと比較して燃焼速度が高いという特性があるため、水素専焼させた場合に逆火(火炎が燃焼器から遡上)するリスクが高くなります。そこで、水素ガスタービン用の燃焼器は、逆火防止のため より小さな火炎を形成できるノズル構造が必要となりますが、そのためにはより高精度な、溶接・板金加工・機械加工・特殊加工技術が必要となります。
②案件のステージ
・開発段階
③商談に進んだ後の流れ(予定)
・有望なパートナーが見つかったらNDAを締結して詳細情報の交換を実施
・その後、シーズの提供依頼がある場合は費用をお支払いし試作を進める等詳細協議検討予定
④探索の条件等
当社は上記技術をお持ちの企業様と共に、水素専焼ガスタービンを開発し、脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えています。 開発~試作のみならず、量産にも協力できるパートナーを探しています。
⑤スペック・機能
求める技術
・高精度、高品質な板金溶接加工技術
・セラミックコーティング、ロウ付け等の特殊加工技術
・微細ノズル穴加工技術、ノズル流量管理技術
*上記同等の要件・効果を発揮出来るものを探索しております。
※ご提案はジェグテックログイン後に実施いただけます。
【依頼内容】
・ガス組成が連続的に変わっても希釈精度が変わらないガスの希釈装置の製造
・ガス組成が連続的に変わっても高精度で流量コントロールできるMFC(マスフローコントローラ)の製造
【探索の段階】
・探索中
【背景、課題】
近年、ガスにおける反応を発生、促進させる材料の研究開発が盛んです。当社ではガス分析計を製造しております。実験において発生させた模擬ガスの分析において、その流量を把握・制御することが重要となります。一方で分析におけるガスの流量・制御には下記の課題が挙げられます。
・MFC(マスフローコントローラ)で既知濃度のガスをある材料(供試体)に対して設定流量で流した場合に、供試体の反応によりガス組成バランスが不明なガスが発生する。 ・供試体出口から発生したガスを希釈したい場合に、オリフィスやMFCなどを使って流量コントロールする必要があるが、ガス組成バランスが分からないのでうまく希釈することができない。
※希釈の必要性:供試体出口ガス濃度を希釈することで弊社分析計で計測できるようにしたい
【コスト、数量情報】
・数式/年
【今後の流れ】
・商談時期:随時 ・面談方法:オンライン ・今後の商談の流れ:設計担当者より書類選考⇒具体協業へ向けた商談
【スペック・機能】
ガスの組成は、N2の他NH3やH2、CH4のいずれか単成分もしくはいずれの成分も混合しているものとします
※ご提案はジェグテックログイン後に実施いただけます。
【依頼内容】
弊社要求仕様に沿ったイオン交換器またはカートリッジ純水器の製作依頼
【探索の段階】
探索途中
【背景、課題】
燃料電池、水電解を作動させる上で、様々なプロセスに純水が使用されています。例えば燃料電池ではガス加湿、供試体の冷却の温調水として、水電解では燃料として純水が使用されます。弊社では燃料電池・水電解評価装置を製造しています。純水の温度管理、導電率管理は燃料電池・水電解の性能評価において重要なパラメーターです。当社の評価装置に適合する、純水を高温環境(80~90℃)でそのままイオン交換出来るもの、手法を探しています。
【コスト、数量情報】
数式/年を予定しています。
【今後の流れ】
・商談時期:随時
・面談方法:オンライン
・今後の商談の流れ:設計担当者より書類選考⇒具体協業へ向けた商談
【当社が要求する装置出口における流体(水)の条件】
導電率<1μS/cm 耐圧:1.0MPa 耐熱:80℃
※ご提案はジェグテックログイン後に実施いただけます。
【依頼内容】
DMCH装置に使用する以下の部材の加工または調達が可能な業者様を探しています。
カーボン板 ・エンドプレート ・保護板 ・マニホ-ルド駒 ・Oリング
【探索の段階】
次回の量産試作に向けた検討
【背景、課題】
メチルシクロヘキサンは、化学反応で水素を取り出すことができ、常温では液体で石油と同様に取り扱えることから、水素を効率よく輸送・貯蔵できる「水素キャリア」の一つとして有望視されています。海外の豊富な再生可能エネルギーを使ってメチルシクロヘキサンを大量に製造すれば、タンカー等の既存の石油インフラを用いて、安価なグリーン水素を効率よく日本に運んでくることができます。住友電工はこのメチルシクロヘキサン製造装置の事業化の可能性を睨み、2ndサプライアを探索中です。
【コスト、数量情報】
詳細は面談後、個別にご相談させて頂きます。
【今後の流れ】
ご提案いただきましたのち、弊社にて選定、条件の合う会社様と商談という流れで進めていきたいと考えています。
【スペック・機能】
以下の部材のいずれかの加工または調達が可能と思われる企業様からの積極的なご提案をお待ちしております。
・カーボン板:A3大程度の部材の精密表面加工、材料開発から対応可能なメーカーも歓迎
・エンドプレート:SUS/SS溶接品
・保護板:PTFEシート
・マニホ-ルド駒:PTFEの機械加工品、温度管理加工要
・Oリング:三元系フッ素ゴム
※ご提案はジェグテックログイン後に実施いただけます。
【依頼内容】
・従来からの鋼管でなく、弊社からご提案する新しい材料(例えば機能性樹脂ほか)の水素配管に関して、その配管施工技術を調査・検討していただける企業様を探しています。
【探索の段階】
・構想段階
【背景、課題】
・水素サプライチェーン構築にあたり、トラック・コンテナ輸送に比べパイプライン輸送は効率が高いため、ニーズが高まることが予想されます。従来からの鋼管に比べ施工コスト低減や工期短縮が可能になる新材料(例えば機能性樹脂ほか)での水素パイプ開発を検討していますが、弊社にはパイプ施工技術がないため、一緒に調査・検討してくださる企業様を探しています。
【探索にあたっての条件】
・現状は構想段階であり、実用化は2030-2040年頃とかなり先になる見込みです。長い目で見て、この期間一緒に技術/事業検討・開発を進めていただける企業様を希望します。また、検討の結果次第では開発中止もあり得ますので、そのリスクを踏まえたうえで一緒に検討・開発を進めていただける企業様を希望します。
【コスト、数量情報】
・これから一緒に調査、検討いただきます。
【今後の流れ】
・先ずは面談にて当方の構想概要や先様の保有技術内容などについてお話をさせていただき、双方合意ができましたら秘密保持契約を締結したうえで、より詳細な構想内容、現状の検討状況などについてご説明させていただこうと思います。
・調査・検討結果により基礎技術開発など次のステップに一緒に進めさせていただくかの判断をさせて頂きたいと思います。
【企業様に求めるスペック】
・可燃性ガスや液体の配管・パイプラインの設計・施工経験があり、従来の鋼管と異なる材料での施工技術を検討、開発いただく技術力を保有する企業様を探しています。
※ご提案はジェグテックログイン後に実施いただけます。
【依頼内容】
・樹脂やゴムなどに穴があいた時、自然に穴がふさがる自己修復機能も持つ材料に関する技術、加工/製品化技術の開発、およびその特長を生かしたパイプやホース、タンクなどの製品化を検討しており、それについて一緒に調査・検討していただける企業様を探しています。
【探索の段階】
・構想段階
【背景、課題】
・樹脂やゴムのパイプ、ホース、タンクなどは、対象となる材料によっては高い安全性が求められます。例えば水素等の可燃ガス/液体や有毒ガス/液体などをパイプ輸送、タンク貯蔵する際には、万一損傷が起こった場合に短時間でそのガスや液体の流出を止める必要があります。そのため、損傷によるガスや液体の流出が起こっても、短時間でその損傷が自己修復されて流出が止まる機能があると、安全性の観点で大変有利な製品となります。これらの材料および加工・製品化技術に関する実績をお持ちの企業様を探しています。調査・検討の結果、基礎技術開発など次のステップに進んだ場合は、試作評価を一緒に実施していただける企業様を希望しています。試作評価設備をお持ちの企業様は優先的に検討させていただきます。
【探索にあたっての条件】
・現状は構想段階であり、実用化は2030-2040年頃とかなり先になる見込みです。長い目で見て、この期間一緒に技術/事業検討・開発を進めていただける企業様を希望します。また、検討の結果次第では開発中止もあり得ますので、そのリスクを踏まえたうえで一緒に検討・開発を進めていただける企業様を希望します。
【コスト、数量情報】
・これから一緒に調査・検討いただきます。
【今後の流れ】
・先ずは面談にて当方の構想概要や先様の保有技術内容などについてお話をさせていただき、双方合意ができましたら秘密保持契約を締結したうえで、より詳細な構想内容、現状の検討状況などについてご説明させていただこうと思います。
・調査・検討結果により基礎技術開発など次のステップに一緒に進めさせていただくかの判断をさせて頂きたいと思います。
【企業様に求めるスペック】
・樹脂やゴムのパイプ、ホース、タンクなどの設計・製造・研究開発をされており、試作評価が可能な設備をお持ちの企業様を探しています。(材料・製品両方のメーカー様、或いはそれらいずれかの専門メーカー様でも可)
※ご提案はジェグテックログイン後に実施いただけます。
独立行政法人 中小企業基盤整備機構
近畿本部 企業支援部 企業支援課(ジェグテック担当)
Mail:kink-jgt@smrj.go.jp